2021/06/15 (更新日: 2021/08/29)

シェケラートとは何か？イタリアで飲まれているおしゃれなアイスコーヒーが美味しい

「シェケラートについて聞いたことはあるけど良く知らない」「気になっているけどまだ飲んだ事がない」シェケラートはそんなあなたにこの夏是非飲んでもらいたい飲み物です。夏に向けてシェケラートについて一緒に学習しましょう。

この記事を書いている人
歯科総合商社に勤める営業所の所長。イタリアンエスプレッソにハマり、今では時間があれば行きつけのバールに足を運び毎日エスプレッソを飲んでいます。年間400杯はエスプレッソを飲んでいる所長がエスプレッソに関する情報や、歯科に関する情報を定期的にブログで公開しています。以前の投稿はこちら

イタリアにはアイスコーヒーがない？シェケラートってどんな飲み物？

日本では当たり前にあるアイスコーヒーですが、イタリアには存在しない事知ってますか？イタリアでは冷たいコーヒーの代わりにシェケラートを飲みます。ここではシェケラートとは一体どんな飲み物なのかお話しさせて頂きます。

イタリアにはアイスコーヒーがないから生れた

イタリアにはアイスコーヒーはありません。その代わりにあるのがカフェ・シェケラート（Caffè shakerato）です。アイスコーヒーがない理由としてイタリア人にとってコーヒーとはエスプレッソであり、そのエスプレッソを冷やして飲むことは考えられないといったエスプレッソ愛があるからです。そのためイタリア人は暑い夏でも熱々のエスプレッソを飲むのですが、そんな中どうにか冷たいエスプレッソを飲めないかと考案されたのがシェケラートです。シェケラートはどちらかというと観光客向けの飲み物のようです。

気分が上がる飲み物

シェケラートはシェイカーを用いて作るおしゃれなアイスコーヒーです。シェケラート（shakerato）と言うのは造語で、英語のshake「振る」から来ています。カクテルで使うシェイカーにエスプレッソや砂糖、氷を入れてシェイクして作ります。そのため日本人がイメージしているアイスコーヒーとは程遠い味になりますが、作り方からオシャレで気分が上がる飲み物だと言えます。

お店によってアレンジが楽しめる

シェケラートはお店によって多少味が異なります。それは作る際の配分量が異なることと、お店によって少しアレンジがあるからです。シェケラートはおしゃれなカクテルグラスに入れて飲むのですが、お店によってグラスが異なったり、それに合わせたアレンジがあったりするのでお店によって味が変わるのです。シェケラートを飲む場合はエスプレッソや砂糖の量などお店によって違うため一度飲んでみてから、次は「砂糖少な目で」と言ったりして自分好みの甘さにします。アレンジとしてはお店によっては〆に牛乳を入れたり、リキュールをほんの少し入れたりとそのお店の特徴が知れたりするので、それを知ることも楽しみのひとつであります。

シェケラートの作り方

シェケラートはお店での飲み物ではなく家でも作ることが出来ます。お店での作り方は、それぞれのバールマンが独自のレシピを持っていますが、ここでは基本的な作り方をご紹介します。

エスプレッソ入れる

シェケラートでもエスプレッソはとても重要です。このエスプレッソ60㏄入れます。いわゆるドッピオです。マキネッタを使用する場合はエスプレッソ抽出後に計量カップを使うと良いです。今はメモリ付きのオシャレなショットグラスなんかもありますよね。家で楽にエスプレッソを抽出したのであればデロンギはおすすめです。

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砂糖とロックアイスを入れてシェイク

カクテルで使うシェイカーにロックアイスを容器8割ほど入れて下さい。この時のロックアイスは大きめが良いです。その方が最後にシェイカーからシェケラートが出しやすいからです。そしてエスプレッソとグラニュー糖かガムシロップ、または砂糖2杯ほど入れて蓋を占めます。（ここまでの工程を出来る限りやるのが大切です。）準備が出来たらシェイクして下さい。ロックアイスは全部溶かすのではなく、エスプレッソを冷やす目的なのでシェイクは20～30秒ほどで良いです。