イタリアのバールとは何か?あなたの知っているバールは間違っているのかも。バールについて教えます!

espresso

バールって何かわかりますか?お酒を飲むところ?バーとは違うの?全然わかりません。僕も調べるまではそんな状態でした。これから説明させて頂きます。

前回の記事はこちら
https://espresso-man.com/

バールとはイタリア文化である

イタリアのBAR(バール)とは、日本でいう喫茶店のようなところ。 その数は約16万軒と言われています。 ただ単にコーヒーを提供するだけではなく、 「1日の始まり」であり、「人と人を繋ぐ場」であり、「コミュニケーションの場」であり、「生活の一部」であるようです。

この話を聞くといてもたってもいられない

この話を聞くと
・皆さんはイタリアへ行きたくなります。
・イタリア文化へ憧れます。
・イタリア旅行を控えている人は、行くのがさらに楽しみに。
・旅行の楽しさが倍になること間違いなし。

バールは個性

バールは全て同じではなく、日用品や雑貨を販売する店舗もあること、文字通りアルコールを販売するBAR(バー)としての業態を兼ねることや、レストランに近い店舗もあり様々です。 世界中に支店を持つ「スターバックス」が、2016年に至るまでイタリアへの出店を見送っていたという事実があって、イタリアBARの層の厚さを示し、それだけバール文化が歴史的なもので生活の一部になっていることが伺えます。

イタリア人がどのようのバールを利用するのか?

バールのことがある程度理解出来たところで、イタリア人が実際にどのようにバールを活用しているのかこれから説明していきますね。

出勤前にサクッと

バールは早朝からやっているので、通勤途中の人が立寄り、焼きたてのコルネット(クロワッサン)を食べながらカプチーノやエスプレッソを立ち飲みする人が多いです。みんなさっと飲んで、パンを食べて5分ぐらいで出て行きます。それが毎朝のルーティーンとなっていたりします。

朝食はとても軽いイタリアの朝

コーヒーかカフェラテなどの飲み物にビスケットや乾パンにジャム、パネットーネなどの軽いものを食べる文化。

第2の朝食をとる生活

朝はお腹が空かないとコーヒーだけの人も結構いるんですが、10時ごろお腹が空いてきますので、そしたらバールで2度目の 朝食を摂る。このことをイタリアでは第2の朝食と呼ぶようです 笑

バールでの朝食の定番とは

「エスプレッソまたはカプッチーノとコルネット」が定番メニュー。僕はもちろんエスプレッソですが。コルネットとはクロワッサンに似たパン菓子。中にクリームやチョコレートやジャムが 入っているものもある。あー食べたくなりますね 笑

イタリアには日本のように手頃な価格で食事を提供する大衆食堂がない

イタリアには日本のように大衆側道がないため、手頃な昼食をとるためバールを利用する人々が多いです。ランチ需要に対応してバールでは、昼食時間になるとパニーノにハムやチーズを挟んだものを出したり、最近ではパスタや食事を出す店があったりします。。イタリアのお昼休みが開始される午後1時以降は、バールは昼食をとるお客さんでごった返す光景もしばしば。

食後はバールで1杯

午後2時半過ぎからはレストランでの昼食が終わって、立ち飲みでコーヒーを1杯といったお客さんが増えてきます。あえて食後のコーヒーはバールという人も多いんです。

昼間のデイタイムも仕事を抜け出し近くのバールに出かける

仕事中にバールに出かけるのは、社会的に許されているという素晴らしい文化。要は気分転換で、日本の「お茶しよう」と言った感覚に近いですね。

仕事終わりに1杯

仕事が終わって夕方になると、食前酒やスプマンテを一杯引っ掛けにやってくる人が増えてきます。でも夜の8時になるとばったりと人影が無くなります。それは、家に帰って家族と食事するのが多いからです。イタリア人は、夜家族との時間をとても大事にします。だから、仕事が終わって夕食を採るまでの7時から8時が街角のゴールデンタイムなのです。

バールの楽しみ方

バールでは政治談義、スポーツ、日常生活情報等の話しをすることが多いようでしたが、結構次はどこで何を食べる?といった話も多いみたいです。 イタリア人は食べることが大好きと言ってました。 そういったことを仲間達とわいわい過ごす楽しいひとときとして過ごしています。当然ファッションには気を使う社交場であり、安い立ち飲みカフェを楽しみ,店を渡り歩くのもイタリア人の醍醐味の一つ。 また散歩道にはジェラート 屋があり、そこでジェラートを楽しみ、バールでカフェを飲んで口直し。 街中にジェラート屋が数多くある理由もここにあります。 イタリアで食べたジェラートはめちゃくちゃ美味しかったです。

シチリアで食べたジェラート。


ちなみに大阪で美味しいジェラートを食べたかったらこちらがおすすめですよ。
https://circodoro.jp/
チルコドーロさん。こちらではジェラートだけでなくエスプレッソも飲めちゃいます。

立ち飲みだと料金が安い?!

実は、バールでは立ち飲みと椅子に座って飲むのとでは料金が異なるんです。立ち飲みの場合は料金が安い。そんな風景もよく目にしますし、ずっと話続けている人たちも多いです 笑常連になってバールへ行くと、こちらから注文品を言わなくても「いつもの?」と先に聞いてこられたりします。 これは憧れますね笑 皆さんもイタリアへ行った際には、バールを是非利用してみてください。そして本場のエスプレッソを味わってみてください。