ホットチョコレートの季節必見!ビチェリンを知らないなんて損してる?!
ホットチョコレートって定番の味があると思いますが、どうせならおしゃれなものを飲んでみませんか?ということで、今回はイタリアで冬の定番として飲まれ愛されているホットチョコレートドリンク【ビチェリン】をご紹介致します。これからの季節に必ず飲んで頂きたいビチェリンは、寒さだけではなく、疲れも吹き飛ばしてくれます。
この記事の目次 ・ビチェリンってなに? ・ビチェリンをおすすめする理由 ・ビチェリンの作り方・レシピ ・ビチェリンを作るのに揃えたいもの一覧 ・イタリアでビチェリンを飲むならこちらがおすすめ
この記事を書いている人
歯科総合商社に勤める営業所の所長。イタリアンエスプレッソにハマり、今では時間があれば行きつけのバールに足を運び毎日エスプレッソを飲んでいます。年間400杯はエスプレッソを飲んでいる所長がエスプレッソに関する情報や、歯科に関する情報を定期的にブログで公開しています。
エスプレッソを使ったアレンジレシピ集はこちらをどうぞ
エスプレッソには色んな飲み方がある!イタリア流アレンジレシピ10選まとめ
ビチェリンってなに?
寒くなるとなぜかホットチョコレートが飲みたくなりませんか?そんな時イタリアではビチェリンを飲むんです。ビチェリンはホットチョコレート同様に身体が温まるだけでなく、チョコの甘さが心も満たしてくれます。ここではビチェリンについて解説していきます。
トリノ発祥のホットチョコレートドリンク
ビチェリンはトリノ発祥のイタリアを代表するホットチョコレートドリンクです。
冬になると定番でたくさんの人がカフェやバールで注文します。
ビチェリン(bicerin) という言葉は小さなグラスを意味し、飲み物が提供されるグラスのことを指します。
とても古い歴史ある飲み物
ビチェリンは18世紀(1763年)にトリノのカフェCaffè Al Bicerinで生まれました。
意見交換のために集まった紳士たちの朝食として提供されており、哲学者であるニーチェも絶賛したとのことです。
このカフェは今でも最も有名なイタリアの歴史的な場所の1つで、たくさんの観光客でとても賑わっています。
また、ここでのレシピは秘密とされています。
この投稿をInstagramで見る
ビチェリンをおすすめする理由
なぜビチェリンをすすめるのか?それはホットチョコにない魅力があるからです。是非ビチェリンの良さを知って頂きたいので、ここではおすすめする理由やビチェリンの特徴をご説明します。
ビチェリンはエスプレッソを使っている
ビチェリンにはエスプレッソが入っており、ここがホットチョコレートとは違います。
エスプレッソはチョコレートと相性が良いため、チョコの甘さにエスプレッソの苦味がちょうどよいアクセントになります。ビチェリンは甘さだけでなく深みも感じれる大人な味を楽しめる素敵なドリンクです。
見た目がオシャレ
ビチェリンは見た目がとてもオシャレです。エスプレッソ、ホットチョコレート、ホイップミルクまたはクリームの3つの異なる層で構成されているのですが、それぞれの色のコントラストが奇麗でとてもオシャレです。
おしゃれなカクテル?にも見えるビチェリンは写真映えも良く、SNSにも投稿する人が多くいます。ホットチョコレートはチョコとミルクを混ぜたものですが、それに対してビチェリンはエスプレッソとミルククリームが追加されています。そのため写真のように見た目がとてもオシャレです。
もともとはそれぞれが別々に出されていたのですが、19世紀から1つのグラスで出されるようになったようです。透明なグラスに注がれたビチェリンは素敵なコントラストを演出します。
温かいと冷たいが絶妙なバランス
ビチェリンは温かいものと冷たいものがミックスしています。その理由は最後に注ぐミルククリームの生クリームの温度が低いからです。口につけた瞬間は冷たく感じるが、グラスを傾けていくと温かいエスプレッソとチョコレートが混ざり合って口の中に入り不思議な感覚を楽しめます。また温度の違いが、グラスに注いだときに綺麗な三層になり飲んだときに絶妙な味わいになります。
ビチェリンの作り方・レシピ
ビチェリンの発祥のである Caffè Al Bicerin でのレシピを秘密にされています。そのためみんな工夫をしながら味を再現しています。実際にどのように作るのかまとめてみましたので、是非この機会に作ってみて下さい。
材料
1人前のビチェリンを作るのに必要な材料と分量をまとめました。
- エスプレッソ
- 70%カカオチョコレート
- 砂糖
- 生クリーム
- 牛乳
ホットチョコレート層
牛乳1/2カップ
砂糖大さじ1
チョコレート大さじ1
エスプレッソ層
淹れたてのエスプレッソ
クリーム層
ホイップクリーム ⅓カップ
牛乳 ⅓カップ
砂糖大さじ1
ビチェリンの作り方
家で作るにはどういった手順で作ったらよいかご紹介します。
①ハンドミキサーを使ってクリーム層を作る
牛乳、生クリーム、砂糖をブレンダーに加え、20秒ほどしっかりと混ぜ合わせます。
②中型の鍋で牛乳がとろとろになるまで温めチョコレート層を作る
弱火で牛乳を温めます。
温まったらそこにチョコレートを加え一緒に泡立て器で混ぜます。
(チョコレートはカカオパウダーを使うか、細かく刻んでおくか、またはペースト状のものを使うと溶けやすく球になりにくいです)
沸騰させないように注意が必要です。甘さは砂糖の量で調節してください。
③エスプレッソを抽出する
マキネッタでもエスプレッソマシンでもどちらでも大丈夫です。
④透明な耐熱グラスにホットチョコレート→エスプレッソ→生クリームの順に注いぐ
ビチェリンを作る鍵は、3つの異なる層を形成することです。ホットチョコレートの最初の層が「壊れる」のを防ぐために、スプーンの後ろをつかってエスプレッソと生クリームを注いで下さい。最後にかき混ぜないことを忘れずに。かき混ぜるとビチェリンではなくなってしまいます。
ビチェリンを作るのに使えるもの
ビチェリンを作るにあたって揃える必要のあるものをまとめました。
カカオ70%チョコレート
カカオ70%というのがポイントです。
[カカオ分70%] VALRHONA ヴァローナ フェーブ グアナラ 200g
1922年、フランスの・ローヌ地方のパティシエによって創業。カカオ豆の品種ごとに商品を開発し、豆の個性を強調した豊富なラインナップが特徴。世界のトップパティシエに愛されているトップブランドのチョコです。
チョコレート クーベルチュール カカオ 78% 無添加・植物油脂不使用 70g×4袋
スッキリとした味わいが癖になる、Dari Kの人気商品です。小粒なので、デスクワーク中にちょこっとつまんだり、ウイスキーなどのお酒のおともにも。 もちろん、健康のためにハイカカオ製品を食べている方へのプレゼントにも最適です。
ギタード(Guittard) ココアルージュ アンスイーテンド ココアパウダー(ノンシュガー) 227g
多くのプロに愛されているアメリカの大手チョコレートメーカー ギタード。厳選されたカカオ豆、拘りの伝統的製法、いつの時代でも愛されるスタイリッシュなパッケージ、誰もが認める味の品質。全てを備えているギタードが作るココアは唯一無二の味わいです。
ドロステ ナースココア箱入 250g
きめの細やかなココアパウダーが醸しだすデリケートで深みのあるフレーバーです。砂糖不使用のピュアココアの芳醇な香りとコクをお楽しみください。ドロステ チョコレート HOLLAND オランダ 1863年に設立されたドロステ社はその長い歴史と伝統を誇るチョコレートメーカーの草分け的存在。その品質の確かさと味わいの良さで知られ、ヨーロッパ諸国はもちろん世界各国で高い評価を得ています。
エスプレッソ
エスプレッソが美味しくなくてはビチェリンが美味しくなりません。本場イタリアのエスプレッソをまとめました。
ラバッツァ エスプレッソ VP 250g(粉)
20世紀初頭のイタリアが発祥といわれるエスプレッソ。1895年にイタリアのトリノで誕生したラバッツァは、本場イタリアで一番飲まれている最も有名なブランドのひとつです。
キンボ エスプレッソ豆 ナポレターノ 250g
ナポリ生まれのキンボのエスプレッソは、濃厚でコクが強く、甘みの中にぴりっとしたスパイスを感じられ、芳しいアロマも魅力。キンボは世界中のコーヒー愛好家から「真のナポリコーヒー」として熱狂的な支持をうけています。
illy(イリー) エスプレッソ粉 モカ 250g
イタリア国内で業務用トップコーヒーロースターのひとつである「illy」。その味わい深いエスプレッソはイタリア国内はもとより、世界で愛されています。モカは直火用モカポットの使用に最も適した挽き目の粉でノーマルローストタイプです。
よかったらこちらも参考にしてください。
ビアレッティの使い方は簡単だった。4ステップでエスプレッソが淹れれます。
エスプレッソマシンをお考えならこちらを
【デロンギ】エスプレッソマシンのおすすめ8選。あなたに合ったマシンが見つかる。
耐熱グラス
ビチェリンを飲むにはおしゃれな耐熱グラスがあると良いです。
HARIO (ハリオ) 耐熱フレーバーグラス チューリップ 満水容量300ml 透明
耐熱ガラス製のステム付きグラスなので温かい飲み物はもちろん、電子レンジや食器洗い乾燥機でもご使用いただけます。電子レンジで簡単にホットワインも作れます。
泡立て器
生クリームやホットチョコレート層を作るのに役立ちます。また、カプチーノやカフェラテにも使えるのであると便利です。
HARIO(ハリオ) クリーマー・キュート ブラウン CQT-45BR 14.5×10.5×20.5cm HRO02959
キメ細かくなめらかな泡立ちミルクを作れるミルクフォーマーです。耐熱ガラスポット付きなので使いやすいのがポイントです。
1byone ミルクフォーマー ミルク泡立て器 PSE認証済 METI認証済
電池タイプのミルクフォーマーです。ステンレス製と食品級のプラスチックで作られていますので、錆びにくく、耐久性があって、長時間を利用できます。また、PSE認証とMETI認証を取得しているため安心安全に利用できます。
カリタ Kalita ミルクフォーマー スティックミルクフローサー
電池タイプのミルクフォーマーです。
クリーミィな泡立ちのフォームドミルクが、簡単に作れます。収納に便利なスタンド付いているのも嬉しいポイントです。
こちらも参考にして下さい。
【フォームミルクを簡単に作る方法】ミルクフォーマーがあればあっという間に
イタリアでビチェリンを飲むならこちらがおすすめ
イタリアへ行く機会があったら是非訪れてほしいカフェをご紹介致します。コロナが落ち着いて早く海外旅行へいけると良いですね。インスタのアカウントも載せておきますので、写真でも楽しんでみて下さい。
Caffè al Bicerin
オリジナルドリンクの秘伝のレシピを今も残している歴史あるカフェです。トリノへ行ったのならば言うまでもなく、ここに行く必要があります。典型的な伝統的なお菓子もあるので一緒に味わってみるのも良いです。
Caffè Mulassano
ここのビチェリンは最後に乗せるクリームをソフトクリームまたは卵白のクリームで提案されています。
Guido Gobino
ここはトリノの美食の旅程で外せない場所の1つです。優れたチョコレートに加えて良いビチェリンを提供してくれます。ここでは、飲み物はチョコレートとミルククリームのバージョン、またはジャンドゥーヤとホイップクリームのバージョンで提供されています。夏には、夏のビチェリンも提供しています。
まとめ:
今回の記事は寒い季節にぴったりなビチェリンについて書かせて頂きました。僕も初めて飲んだ時はとても美味しいだけじゃなく、見た目もオシャレで(ビールにも見えた)びっくりした飲み物です。友達からも飲んでみたいと連絡を頂くほどでしたので、まだ飲んだ事がない方は是非一度試してみて下さい。