【カフェコレットとは?】大人のための’’酔えるエスプレッソ’’について
今回の記事は、
カフェコレットについて詳しく知りたい方
に向けて書きましたが、
- エスプレッソの違った飲み方をしてみたい
- エスプレッソのオシャレな飲み方を知りたい
- 大人のエスプレッソを飲んでみたいから情報が欲しい
そんな方にもピッタリの内容です。
エスプレッソが好きであれば、
他にも違った飲み方があるのでは?
そう考えるでしょう。
それならワンランク上の大人の飲み方を試すのはいかがでしょうか。
今回紹介するのは「カフェコレット」です。
カフェコレットを飲むと
’’エスプレッソで酔う’’といった大人な体験ができます。
この酔えるエスプレッソである「カフェコレット」を知ることで、自宅でもバールでもよりエスプレッソを楽しめるようになります。そしてあなたのエスプレッソライフが一段と充実します。
カフェコレットって何?
ほんの少しの知識より、しっかりと情報収集してから飲んだ方が記憶に残りませんか?だからこそカフェコレットの歴史や、カフェコレットには何が入っているかなど詳しい説明をまとめましたので是非最後まで読んでみて下さい。カフェコレットを知ったうえで飲むと一段と美味しく飲めると思います。
さっそくカフェコレットとは何なのかを詳しく説明させて頂きます。
ちょっとした豆知識があるとさらに美味しく飲むことができますよね。
エスプレッソを使ったイタリアのお酒
カフェコレットとは、エスプレッソに少量のお酒を加えたイタリアの飲み物です。イタリア語では「Caffè Corretto」と書きます。お酒は基本的にグラッパを使用し、量はエスプレッソに対して5mlが基準となっています。
カフェコレットはグラッパ以外にもブランデーやコニャック、リキュールも使われます。
グラッパとは?
ワインやブランデーと同じくブドウを原料とするイタリアのお酒で、ワインを造ったあとに出る搾りかすから出来ています。
「グラッパ」とはどんなお酒? グラッパの魅力や飲み方を紹介!から引用
グラッパの本場・イタリアが定める基準によれば、「グラッパ」と名乗れるのは「搾りかすだけを蒸溜して造ったお酒のみ」であり、加水や加糖をして再発酵させたものは「グラッパ」と表記できない決まりになっています。
バールには必ず置いてあるくらい日常的に飲まれている
カフェコレットはバールに行くと必ず置いてある飲み物です。それはイタリア人にとって欠かせない飲み物だからです。イタリアでは食後酒として寒い日や仕事帰りにと、様々な場面でカフェコレットは日常的に飲まれています。そのためどこのバールへ行っても置いてあるのが普通となっています。
バールとは
バールとはイタリアでコーヒーとお酒が飲める場所のことです。日本でいう喫茶店とBARが合わさったものをイメージするのがとても近いと思います。イタリアのバールはお酒やエスプレッソやカプチーノといったコーヒー系の飲み物だけでなく、マリトッツォやパニーニなどの食べ物も置いていたりします。イタリア人はこのバールがとても大好で、バールはイタリアの文化ともいえる場所です。
以前にバールについての記事を書きましたので、詳しくはこちらをどうぞ。
イタリアのバールとは何か?あなたの知っているバールは間違っているのかも。バールについて教えます!
合わせるお酒によって変化する味を楽しめる
カフェコレットは基本的にはグラッパを合わせるのですが、その他にもブランデーやコニャック、リキュールが使われたりします。使用するお酒によって香りや味が異なることもカフェコレットを楽しむための1つと言えるでしょう。
カフェコレットには3つの効果がある。これがイタリア人に愛される理由
お酒がモチベーションとなり仕事を頑張れることってありませんか?
カフェコレットも同じで、これを楽しみに頑張る人もいます。
他にもメリットがありますので3つご紹介します。
消化を促進させる
カフェコレットは、食後酒として飲まれることが多いです。それはカフェコレットには消化を助ける働きがあるからです。イタリアではディジェスティーボ(Digestivo)といって食後酒を飲む習慣があります。食後酒は消化を促進する効果があるとされており、一般的にはワンショットで一気に飲み終えるのがイタリア流です。
身体が温まる
カフェコレットを飲むと身体が温まります。なぜならば、使われるグラッパは度数の高いアルコールだからです。度数は30~60度となっており、一杯のんだだけで結構身体が温まりまるため寒い日によく飲まれることがあります。カフェコレットが飲まれるようになったのも、労働者が寒さを耐えるために生まれたという理由からとなっています。
仕事のモチベーションに繋がる
仕事終わりにお酒を飲む予定があると仕事が捗ったりしませんか?それと同じように、カフェコレットを飲むことが仕事のモチベーションに繋がったりします。アルコールが入った飲み物なので、仕事帰りに一日の締めとしてオシャレなバールでお洒落なカフェコレットを飲む方のは最高だと思います。それができれば仕事も頑張れますよね。
カフェコレットはどうやって飲むのか?大人な飲み方を知ろう。
カフェコレットはエスプレッソとグラッパが別々に出てきます。急に出されても迷いますが、飲み方を知っておくとスマートに飲むことができますし知っているだけでもオシャレですよね。カフェコレットを楽しむためには欠かせない大人の飲み方をご紹介致します。
飲み方を知るとカフェコレットをさらに楽しめる
飲み方は3つあります。基本的にはエスプレッソとグラッパが別々に提供されるため、その時の気分によって飲み方を変えたりしてみるとさらに楽しく飲めますよ。
砂糖は少量で
砂糖を入れて甘くしすぎないようにしましょう。甘くしすぎると味のバランスが崩れてしまうからです。
グラッパにもよりますが、甘味が付いていますので初めは砂糖を入れず、甘さが欲しくなったら少しづつ入れていくことをおすすめします。まずは色々と試しながら自分のベストを見つけてみて下さい。
エスプレッソに少しずつ加えて飲む
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エスプレッソに少しづつグラッパを加えながら飲んでいく飲み方です。最初はこの飲み方で自分に合った量を見つけていくとよいと思います。
半分エスプレッソを飲んでからグラッパを半分加えて飲む
まず半分だけエスプレッソを味わい、そのあと残ったエスプレッソとグラッパを混ぜ合わせて飲みます。ちょうど半分ずつ味わえる飲み方ですね。
エスプレッソを飲み干してからグラッパを加え、ほんのり香るエスプレッソの余韻を飲む
エスプレッソにグラッパを注ぐのではなく、飲み干した後に残ったグラッパ加える飲み方です。カップにはエスプレッソの香りと味が留まっており、グラッパを飲むときにほんのり香ります。想像しただけでもおしゃれな飲み方なのが分かります。
シェケラートにグラッパを使う
シェケラートにグラッパを混ぜる飲み方。ホイップクリームを浮かせたりする飲み方もあるようです。
家でも出来る!カフェコレットの作り方
材料があれば家で簡単に作れます。
是非おうちで作ってみて飲んでほしいです。
エスプレッソを抽出
エスプレッソマシンやマキネッタを用いてエスプレッソを30ccほど抽出します。
まずはエスプレッソに砂糖は入れない
基本的に砂糖は入れない方が良いです。エスプレッソとアルコールのバランスが崩れてしまうためです。グラッパを入れてもエスプレッソの苦味が好みで無ければ少量の砂糖を入れるか、グラッパではなくベイリーズを使用すると良いです。
エスプレッソにグラッパを注ぐ
エスプレッソ1杯に対してグラッパを15cc~20ccを用意し、今回ご紹介した飲み方を実践してみて下さい。
まとめ:
今回はカフェコレットについて説明させて頂きました。エスプレッソがアルコールとも合う飲み物であることや、消化に良かったり、イタリア人にとって日常的に飲まれている飲み物ということが分かっただけではなく、どんな味がするのか気になったのではないでしょうか。家で簡単に作れてしまいますし、カフェコレットを置いてあるお店もありますので是非一度飲んでみて下さい。
世界的に名をはせる「ロマーノ・レヴィ氏」
グラッパの伝統的な造り手である。
間違いない一品です。
グラッパ以外にも合わせられるお酒
グラッパ以外にも使われているお酒がありますのでそちらもご紹介致します。
ブランデー
エスプレッソの香りと混ざり合った独特の香りが特徴的です。
ベイリーズ
砂糖を使わなくても十分甘いです。
より甘い味が好きな人にぴったりです。
ラム酒とスチームウィスキー
より強い風味を好む人向けです。
サンブーカ
グラッパの代替品であるサンブーカは甘さと苦さのバランスを取るのに最適と言われています。