【エスプレッソとカプチーノの違い】カプチーノは午前中の飲み物って知ってますか?
エスプレッソとカプチーノの違いって、なんとなくは分かるけど説明するとなると上手く説明出来なくないですか?これを読んで頂ければ、人に教えることが出来るくらいまで理解でいるようにまとめましたので最後まで是非ご覧下い。
前回の記事はこちら
カプチーノを語るうえで必要なエスプレッソ。3つの特徴とは?
エスプレッソ (espresso)とは何か。まずはそれを理解しておく必要がります。簡単な特徴を3つご用意しましたのでご覧ください。
イタリア発祥のコーヒー
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エスプレッソはイタリアで生まれ、イタリア人がこよなく愛するコーヒーの事です。小さいカップに少量のコーヒーを抽出し、砂糖を入れて飲みます。なぜあんなにもカップが小さいのか?そこにはちゃんと理由があります。その昔、コーヒー豆が不足したときに苦肉の策としてカップの大きさを3分の2にして、コーヒーの量を減らし価格を下げるという策で困難を乗り切ろうと考え実行したところ、小さめのカップでコーヒーを飲むというスタイルが上手く受け入れられ確立したとのことが始まりのようです。エスプレッソと言えば小さいカップに少ない量のコーヒーといったイメージが強いですが、そこにはこんな理由があったのですね。こういった豆知識系を知っておくと自慢したくなりますよね。
エスプレッソとは急行の意味
エスプレッソとは、イタリア語で「急行」という意味の言葉が語源の「エクスプレス」(express)から来ています。抽出にかかる時間は約20~30秒ほど。イタリアのカフェでは1分もかからずコーヒーが出され、まさに急行です。このようにイタリアの人達は朝、急いでいる出勤時などに少量のコーヒーをさっさと淹れてもらい、さっさと飲んでまた走り出したことがまさに急行を意味し、エスプレッソと呼ぶようになったようです。
実はカフェイン少な目
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エスプレッソは濃い飲み物というイメージからカフェイン量が多いと思われがちですが、実はブラックコーヒーより少ないんです。それは摘出時間に理由があります。お湯と触れている時間が長いとカフェイン含有量は多くなります。摘出する際のお湯に触れている時間を調べてみるとエスプレッソは約20秒~30秒に対してブラックコーヒーは約3分でした。このように摘出時間が少ないためカフェインが少ないのです。また、エスプレッソは1杯あたりの飲む量も少ないのでコーヒーを飲むよりもさらにカフェイン摂取量は少ないと言えるでしょう。僕も初めはエスプレッソはカフェインが多いと思っていたのですが、意外と少なくてびっくりしました。
他の記事ではエスプレッソついてもっと詳しく書いてますので、良かったらこちらもどうぞ
カプチーノとは何か?3つの特徴
カプチーノと聞いてどのような飲み物をイメージしますか?まだハッキリとしたイメージは持てていないのではないでしょうか。これからカプチーノとは何かその特徴を3つご説明させて頂きます。
エスプレッソに泡立てた牛乳を加えたもの
カプチーノ(イタリア語:cappuccino)は、イタリアで好まれているコーヒーの飲み方の1つです。上記で説明したエスプレッソにクリーム状に泡立てた牛乳を加えたものを「カプチーノ」といいます。カプチーノは美味しいエスプレッソがないと成り立ちません。そのためエスプレッソはカプチーノにとってとても重要と言えます。美味しいエスプレッソがあるからカプチーノが美味しくなると思っても良いと思います。
イタリアでは朝の飲み物
初めて耳にすると思いますが、イタリアではカプチーノは朝~昼(11時頃まで)にかけて飲む飲み物とされています。それはイタリア人にとってミルクは重たい飲み物だからです。そのため食後にカプチーノが飲まれることはほとんどありません。重たい飲み物だからこそ、朝にカプチーノを飲むと腹持ちが良くお昼までお腹が空かなくて済むようですね。実際に僕も朝カプチーノとコルネット(クロワッサン)を食べることがあるのですが、その時はたった2品ですが満足感を得られますし昼まで腹持ちが良いいので仕事に集中できます。
カフェラテとは泡の量が違う
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一般的にカフェラテとカプチーノは、フォームミルクに含まれている泡の量が違うと言われています。どちらもエスプレッソ抽出したコーヒーにスチームで泡立てたミルク(フォームミルク)を加えて作るのですが、たくさん泡立てたフォームミルクを使うのがカプチーノ、あまり泡立てないフォームミルクを使うのがカフェラテになります。イタリアカプチーノは25mlのエスプレッソと100mlの泡立てられたミルクによって作られた物と認定されています。この違いについてさらに詳しく別記事で書いていこうと思います。
おすすめの飲み方
出されたものを普通に飲めばいいんじゃないの?と思われがちですが、カプチーノにもおすすめの飲み方が存在しますカプチーノを飲むときに知っておいて欲しい飲み方がありますので是非参考にして試して下さい。
しっかり混ぜる
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カプチーノを飲む際は泡立った牛乳をエスプレッソとしっかりと混ぜることをおすすめします。エスプレッソとしっかりと混ざることによりエスプレッソの苦味とミルクのマイルドさが絶妙に混ざり合ってカプチーノの美味しさが完成するからです。カップから零れ落ちないようにゆっくりと混ぜて飲んでみて下さい。
カカオやシナモン、砂糖を入れる
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砂糖を入れることで甘味が出てさらに美味しくなります。ミルクのまろやかさとエスプレッソの苦味、そこに砂糖の甘さがミックスして急にデザート的な風味が生れます。また、お店によってはカカオやシナモンをカプチーノに振りかけてくれるところがあります。そうすることで風味が全然異なりますのでその日の気分で買える人もいます。「ちょっと甘さが欲しいな。」など感じたときはアレンジしてみて下さい。
コルネット(クロワッサン)と一緒に
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イタリアの朝と言えばカプチーノとコルネットです。イタリアではクロワッサンのことをコルネットと呼びます。このコルネットがカプチーノにとても合うんです。生地が合うように作られていることも理由の一つとして挙げられます。生地は小麦粉とバター、卵、水、砂糖を材料にしたパン生地から作られています。イタリアでは朝にコルネットとカプチーノをカフェでサクッと食べてから出勤するのが日常的で朝の定番となっています。外はパリッと中はふんわりとした触感がたまりません。絶妙な甘さがあるのでカプチーノにぴったりです。是非試してみて下さい。
まとめ:
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今回はエスプレッソとカプチーノの違いについて書かせて頂きました。エスプレッソは単体で砂糖を入れて飲むイタリアのコーヒーの事で、カプチーノはそのエスプレッソに泡状にしたミルクを入れた飲み物だということがご理解頂けたと思います。どちらもイタリアの伝統的な飲み物ですので、是非本場の味を味わって頂きたいです。その際はコルネットと一緒なのか、単品なのか、カカオをかけてアレンジするか、砂糖を入れて飲むか、色々と試してみて下さい。